カテゴリ:おしごと( 5 )

捨てる技術


皆さま、お久しぶりです。
なかなか近況がアップできずにすみません。ま、大勢に影響はないでしょうけど。

仕事が本格的に回るようになってきて、いよいよ時間がなくなり、優先順位の低いものが後回しになってしまっています。
BLOGは、発信しているといい情報が入ってきたり、書いているうちに頭の整理がついたり、みんなへの生存確認にもなったりで、本当は意義のある行為だと認識はしているのですが、どうもhave to doではなくて。

だいたい、ヘイシャ工場が遠い。
片道2時間かかるので、朝7時には出て9時始業、チビのお迎えがあるので16時前には会社を出なければなりません。
正味仕事ができるのが6時間ちょっとだと、毎日会社で目が回ります。ランチもかきこんで、ToDoリストにチェックを入れながらガンガン片付けている感じ。
チビは意味なく朝5時から起きているので(泣)、夜は夜で母も22時過ぎには力尽きる日々。

そうすると、まずできないのは、メール。
PCに向かってメールを開く時間がない!
だから、会社メールも、通勤時間に携帯でチェックすることになります。
で、返事は電話で。これで、なんとかなります。
だいたい、現代の仕事の生産性を著しく下げているのは、メールだと、最近ほんと感じます。

今の仕事はメールなしでなんとかなる(というかメール待ってたら間に合わない)というのもあるんだけど、本当に重要緊急事項は、電話でくるんですよ。仕事なんだから。
メールで来ても、毎回電話で返してれば、電話かかってきます。
長くなりそうなら、会えばいい。
居なければ、FAXすればいい。

メールが毎日100件近く飛び交ってたメール中毒気味の前職ではあり得ないと思っていた話ですが、今考えるとあり得ます。

メールの処理に、一日の仕事の中で、何%割いていますか?
メール処理する時間は、何かを生み出していますか?
もちろん、クライアントフォローとか大事なコンタクトってこともあるけど、そこにいっくら長時間かけていても、何の稼ぎも生み出さないわけです。
そんなことしてる間に、提案書や報告書の1本も書けるし、クライアントに会いに行ける。
仕事の時間が限られているとなれば、優先順位をつけられます。
仕事に優先順位もつけられずに、残業していたり、コアタイムしか働けない人々が肩身が狭い思いをしている現実は、よろしくない。

・・・こういうことも、時間に制限が設けられて初めて、気づいたわけです。

テスト前に、「今夜は徹夜するぞ!」って決めると途端に片付けしたり、ノートの整理を始めちゃったりって意味ないことを始めるのと一緒で。あと登校まで2時間しかないと気づいた途端に、集中せざるを得なくなったりして。
別にメールするのが悪いんじゃなくて、メール送受信にとらわれる仕事のしかたは、生産性に悪影響を及ぼしているんじゃないか、と言いたいわけです。
要は、仕事のメリハリですね。

な~んて、メールの返信が遅い言い訳だったりして。
ちょうど会社に向かう間に記事がひとつ書けました。
相変わらず、HPminiはご機嫌です。
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by nattomaki27 | 2009-07-23 06:08 | おしごと

おさかなビルで働く

いまのワークプレイスは、働くにはとても気持ちがいいところ。

一緒に働く妹とともにオフィスを探したので、自分たちの好きなように選べました。
ショールームを兼ねているとは言え、女性3人ほどでこじんまりとしたオフィスなので、質素でいい。だけど、こだわったのは...、
 ・ 季節を感じられること
 ・ 窓がたくさんあって明るいこと
 ・ 安全なこと
 ・ 入った瞬間、「気持ちいい」と感じられること

で、ぴったりの物件が見つかって半年以上経つけど、気持ちよさは持続しています。
窓からは青空が見えるし、近くの病院や学校に植わった広葉樹で四季を感じられます。
夏は風が吹きぬけ、冬の風では小さくて細いビルは、ちょっと揺れます。
下の階には、大家さん一家が住んでいるので、夜も土日も人の気配があります。

そして、何より気に入っているのは、一階が元・魚屋さんだったこと。
近所では評判の新鮮でいい魚を扱うお店だったそうで、その名残で一階には魚屋の屋号が入ったテントがせり出し、土間はそのまま小さな駐車スペースに。
ビル名も、「ウオ**ビル」。
そこの店主夫婦がもう歳を取り廃業してしまったそうですが、老夫婦はまだかくしゃくとしてご健在。顔を合わせると、ニコニコしながら声をかけてくれます。
昼間は、近所の人たちがなんやかやと顔を出してにぎやかです。

そして、元・魚屋さんなだけに、老夫婦はおさかな好き。毎食、おさかなを食べているご様子です。
昼食前・夕食前の時間になると、ぷぅんと焼き魚のいい香りが漂ってきて、なんともいえません。
しかも、お年寄りなので時間が早い!
昼食の香りは11時だし、夕食の香りは16時!
営業先から帰ってきて19時くらいに前を通ると、一階はしぃんと寝静まってます...。


そんな、すてきなおさかなビル。
先週から、お気に入りアイテムがさらにひとつ増えました。

e0030737_12153950.jpg毎週金曜日のお昼ごろ、千葉から野菜の行商トラックが、ビルの前に来ていることを発見!
「魚屋さんには前から来てるんだよ」と、農家のご夫婦の弁。
知らなかった...。
トラックの荷台からは、おじさんや親戚のうちの畑からの、朝採りの新鮮な野菜が、出てくる出てくる。ついでに、自家製漬物やよもぎもち、わらびもちなんかも、載っています。

働く主婦3人、興奮気味に買いあさってしまいました。
ほうれん草は小ぶりながらも、パキパキの新鮮そのもの。味は濃くてやさしい。


お友だちの皆さん!
会社に遊びにくるときは、金曜日の昼がオススメですぞ。
ぶらりとランチしにいらっしゃるのは、大歓迎でーす。古い街なので、美味しいお店もけっこうありますよ。
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by nattomaki27 | 2008-01-25 11:33 | おしごと

コンニャクになる、月に行く、お話。 そしてお知らせ。

ある平日の夜、比較的早い時間。

ふとつけたテレビが、「イメージを描くだけで、人は変わるんですっ!」 という、たいそう怪しげな放送を流していた。
あっやしいなぁ、と思いながらも、出ていた爽やかなおにいさんの、「目をつむって、自分がコンニャクになったと思ってみてくださ~い」 「そしてその結果、あなたの体が、ぐにゃぐにゃになっている様子を思い描いてみるんです」 なんて言われるがまま、素直に想像してみる。

「じゃ、もう一回、立居体前屈をやってみてください」
... ぐにゃ。
わわゎ、今さっき、地表から10センチ上の空を切っていた我が指先が、今度は地面に、ふにゃっとついてしまいました。

爽やかなその彼の説明によると。
どうやら人は、達成したいゴールを設定して、そしてその結果、自分がどういう状態になっているか、その情景やそのときに感じているだろう気持ちなんかを想像していると、思いがけない力を発揮し、達成することができるんだ、とか。

ふむ。

有名なエピソードとしては、“長嶋茂雄が、天覧試合でサヨナラホームランを打った” お話。
彼は天覧試合の何日も前に、自分が天皇陛下の目の前でサヨナラを放ち、ダイヤモンドを一周しているイメージを描いていた。そこで歓声と祝福を受けて心地よくいる自分を想像し、次の日の新聞一面に、「長嶋、展覧試合でサヨナラ」という見出しが踊るさまを思い描き、手近の新聞紙にフエルトペンでタイトルまで書いていたそうだ。

これ、イメージトレーニングに似て否なるもの。
“どうありたいか”だけでなく、"それを達成した結果、自分はどうなっているか"、の状態をイメージする、というのが、+αの部分らしい。

ま、私の立居体前屈はまぐれだとしても、長嶋の話はなかなかよくできた話でして。


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最近、ビジョナリー (visionary) であるとはどういうことか、ということについて、想いを巡らせる時間が増えている。

どうも気になるので、必然的にそういった書物をいろいろとを手に取ることになる。
とある本で取り上げられていた、これまた有名なエピソード。

1960年代末、NASAが月に行ったのは、奇跡的な発展を遂げた結果だった。
月に人間が行くなんてSFの世界でしかなかったころ、ジョン・F・ケネディが「月に行くぞ!」と、言い出した。
何のために技術を磨くのか、何のためにNASAが存在するのか、ということが揺れていた時代に、「月に行く」という、誰もが明快にイメージできるすてきなゴールができ、革新的な技術開発が進んだのだ。
... そして彼らは、不可能を現実にしてしまう。
( 後日談。月面着陸をした後、NASAは明快なゴールを失った。そして、そこから彼らの迷走が始まっていく。)


まず、到達したいイメージを描き、そういう状態である自分を想像し、その映像を言葉で表現してみる。
それが夢のような壮大なものであればあるほど、人はわくわくして、そういう状態の自分を想像したくなる。
でも、我々の人生や家庭、仕事のなかでは、描く行為そのものの優先順位が下がっていき、見落とされて、何の気なしに日常が繰り返されていってしまっている...。

初期のアップル社の人間は、「われわれは、世界史の3つ目のリンゴだ」と言っていた。 (*引用)
一つ目はアダムとイブのリンゴ、次はニュートン。そして、3つ目が、アップル。
とんでもない話だけど、そう言えば、ワクワクしてくる。


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・・・ そんなこんなで。
ビジョンについて、ビジョナリーであることについて、つらつらと考えているのも、もうじきほんのちょっと、身の回りに変化があるからでして。

周囲の方々にはお伝えしましたが、改めてご報告です。

この夏、新卒から10年間勤めた会社を辞めて、実家の会社に入ることになりました。
ちっぽけな会社で、一からスタートとなります。父が創業して30年どうにかやってきた事業を、これから引き継いでいきます。

来年、5年後、10年後、30年後の目標を描き、その状態の自分たちを想像し、表現したい。
目の前に、新しい責任と、自分のせいでどうとでもなる未来が果てしなく広がるとき、人は途方に暮れながらそうやって、新しい自分を想い描くのである。

この決心について、そして今のお仕事への想いについては、またおいおい語るとして。

ビジョンについて、一から学んでいるような状態ではありますが、走りながら自分なりのものを見つけていきたいと思います。

皆さま、引き続きこれからも、よろしくお願いします。
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by nattomaki27 | 2007-06-13 23:58 | おしごと

おしごとの対価

先日、ボストンにあるバブソン・カレッジのビジネススクール生たちが、日本企業を学ぶツアーの一環で、オフィスにやってきました。
昨年から我がグループから留学している先輩が、「友だちが大勢行くので、面倒みてあげて!」と、連絡を入れてきました。
まったく、リモートでも人づかいの荒い先輩です。

私の所属するグループは、顧客案件や講演依頼やなんかがあると、「誰かやる人いな~い?」とメールが飛んで、「やるやるっ!」って具合に手を挙げた人がチームを組んでいき、やりたい人がやりたいことを好きなだけする、という仕組みになっています。
だから、私のようなヒヨっ子には「ちょっと無理かなぁ」と思っても、とりあえず関心の高い分野で手を挙げて、その案件の中で背伸びをしながら学ぶことができるし、先輩方は、彼らのもつプロフェッショナル領域で思う存分実力を発揮できる、という自律的な仕事のやりかたが機能しています。
これは一見自由なようでいて、宣言してしまった以上は自分の責任でやり抜かなければならない、というせっぱ詰まった状況を勝手に生みだすので、手を挙げちゃったのをチラリと後悔すること、数知れず。

で、こんな面白い企画だしやらない手はないね!と、今回も手を挙げてしまい、そして若干せっぱ詰まりました。
他の先輩がプレゼンするだろうし、数時間の間、にこやかにおもてなししてりゃいいだろ、と高をくくっていたのですが...。
ハイ・・・プレゼンする羽目になりました。

丸暗記したスクリプトを握りしめ、寒い空気でやりたくないので、一応準備した笑い(冷笑?)も取りながら、自分のパートを一応なんとか終了。
アメリカからの来訪者と言っても、インドや欧州、アジアの学生も多く、それに
社会経験を数年積んだオトナな方々ばかりだし、彼らは学ぶ意欲満々なので、そのスマートなどん欲さが心地よい。
あまりにもどん欲すぎて、間のコーヒーブレイクで次々に囲まれ、質問攻めされてしまい、たいそう弱りましたが。

e0030737_0143527.jpgでも、背伸びの後には、楽しいできごとが待ってます。
お礼にと彼らが持参したお土産は、コレ→

マツザカファンなの~と、プレゼンにも織り込んでおいた私には、超・嬉しいサプライズ・プレゼント!
私が早速着こんではしゃいでいるのを見て、RedSoxファンだという女性から、2ショットを頼まれてしまいました。
こんな極東にも、奇特な人がいたもんだ、と思われたんでしょうか...。

こんなステキなお土産、日本人のココロがわかってるわね~、さすがデキる人たちは違うわ、と喜んでいたら。
「あ、それ、調達したのは実は私です」と、かのBostonの先輩からメールが...。
サプライズまで、リモート操作されてました。

若干、色が広島なのが気になりますが、これを着れば、今年の所沢の観戦では注目度間違いなし!
ホントは、本場で観戦したいけどね~。
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by nattomaki27 | 2007-03-21 22:47 | おしごと

成長のモデル


同じグループの先輩が、来週から留学する。
留学先は、KMの世界では有名な先生がいる米国の大学。今さら留学しなくてもいいような実力の持ち主だとは思うが、入社のときからの夢だったみたいだし、会社から行ける最後の歳(年齢制限あり)だし、満を持して受験。もちろん合格。

彼は、私と同じ営業出身&社内公募での異動。このグループの立ち上げメンバーの一人として、プログラムを一から作り、クライアントを増やしてきた。
「ボスには、最初の4年間怒られ続けた」と彼は言うが、その言葉が信じられないほど、まぎれもなくスバラシイ、コンサルタント。同じ出自とは思えないほど。

もちろん、実力のあるすごいコンサルなんて世の中にはたくさんいると思うし、MBAなんてとっくに取得している人も掃いて捨てるほどいると思う。
でも、他のひとと違うところ。それはハート。
彼と話していると、彼のプレゼンや講演を聞いていると、彼がファシリテーションをしているワークショップに参加すると、自然と励まされ、やる気がでて、楽しくなってくる。クライアントは、役員も変革のリーダーたちも、そして現場のみんなも、彼の人間味あふれる、エンカレッジ型のファシリテーションで、時にくじけそうになる企業変革活動を奮いたたせられている。
心から知識経営を信じ、変革の成功を信じ、クライアントの成功を信じている。それがクライアントにも伝わり、ハートを揺さぶり励まされるのだと思う。
優秀だとか、キレ者とか、そんな言葉が陳腐に思えてしまうほど。

いつか追い付こう、もしかしたら追い付けるかも。
そういうモデルとなる人といっしょに一年間仕事ができたことは、本当に幸せだったと思う。
彼の出現でさらに天井は高くなった気がするけど、成長に必要な修羅場(!?)は、望めばいくらでも手に入る。
彼を成長のモデルとして経験と勉強を積み、彼が2年後戻ってきたときには、いっぱしになっていたいな、とそう思う。それが、1年と3か月、仕込まれてきた恩返しだと思うから。

5年前から私たちのグループとおつきあいいただいている、某製造業の変革リーダーであるSさんが、クライアント主催のお別れ会の席(複数のクライアントが集まり、朝までお別れ会を開催してくださいました!)で、おっしゃっていた言葉。
「彼と、このグループと、今までずっとつきあい、これからも支援し続けていただきたいと思っている訳。それは、他にはない、“志”があるから。」

志は高く---。 私にしかできない仕事をし、クライアントを成功に導き、そして社会に貢献する。
これからを善き社会にするために、少しでも貢献できたらいいな、と思っている。
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by nattomaki27 | 2006-06-28 23:50 | おしごと